PC・なんでも研究室

・チップセットファンの騒音解消 GIGABYTE GA-8GE800 Pro 2003.12  脇役が騒音で目立つ

・MP3プレーヤー・録音・レーザーポインタ Multi BAR 128MB 2003.10  めっちゃ安い 3 in 1 MP3プレーヤー

・YBBのスプリッタを見る 2002.11  YBBのスプリッタを分解して見る(^^;

・ディジカメINC130(日立リビングサプライ) 2002.7  Webカメラにもなる130万画素の安物ディジカメ購入

・PCの静音化・その2 2001.8  パワーサーミスタを使ったファンの静音化

・PCの静音化・その1 2001.8  ファンの風切り音の対策とファンの交換

・AD-TVK501の音質改善と音量アップ 2001.7

・画像の大きさと解像度と印刷 2001.1

・CPUの放熱シート 2000.11

・HPへの写真掲載について 2000.9

・ドリームキャストをCATVにつなぐ 2000.8

・電源の容量・寿命・雑音 2000.8

・ハードディスクのスピード 2000.8/2001.7追加//2001.8追加//2003.4追加//2014.12追加

・RAIN・・・CPUアイドルソフトによる省エネ 2000.8


本ページの記事は参考です。
もし、何らかの損害を生じた場合であっても当方では、その責任は負えません。
あくまで自己責任にてお願い致します。










 ・チップセットファンの騒音解消 GIGABYTE GA-8GE800 Pro

マザーボードのチップセットファンの騒音がひどくなってきた。
思い起こせば、買って1年くらいで騒音が大きくなって来た様に思う。起動時はブーン、ゴワ〜ンと結構大きな音がする。
しかし、、起動してしばらくすると気にならないほどの大きさになるので、あまり気にならなかったのだ。
で、何ヶ月か前に軸受けに油をさしてほとんど聞こえなくなって安心していたんだけど、また騒音が出始めた。

チップセットファン1チップセットファン部、金色のGIGABYTEのロゴが入った金具がファンととも締めされている。













ファンを買い換えるのが本筋だが、買い換えてもすぐに騒音が出るんじゃ仕方ないので、手持ちのファンを探して見ると、昔のFMVか何かに付いていたCPUファンがあったので、交換して見た。

チップセットファン2左がFMV?のCPUファン、右がマザーに付いていたファン
コネクタの形状が違うが、カッターで削って無理やり入る様にした。













さて、騒音はいかに?・・・・・・ゴォ〜〜ゴォ〜〜
すぐに外した。

が、チップセットの放熱フィンの所に、CPUファンの風がそよそよと来ているではないか!
・・・て、ことは、なくてもいけるかも(^^)

PCを側板なしで動かして、チップセットの放熱フィンを指で触れて温度を確かめて見る。
ほんのりと暖かい程度だ。指で長く触れていられるので、40℃弱程度だろう。

これなら無くても行けそうだ。と言うことで、チップセットファンなしに決定(^^;

チップセットファン3変なファンは無い方が良さそうに見える。
放熱フィンをもっと大きなものに変えるのが正攻法だろうが、そこまですることもなさそうだね。












全く静かになりました。ファンは、CPUファンの1個だけです。
これで、夜中にPCを起動しても騒音が気にならなくなった。静音PCのできあがりだ(^^;。

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 ・MP3プレーヤー・録音・レーザーポインタ

歌を覚える為にMP3プレーヤーの安いものを探していたら、PC1's (写真)にめっちゃ安いものを見つけたので会社帰りに日本橋へ直行した。通販と店頭とは価格が違う場合が結構あるのと、店頭にネット通販のものがあるのか少し心配だったのだが、店に入って即発見した。値段もネットと同じ¥8,280だ。安い!。128MBだと1万数千円はする。
仕様は、内蔵メモリ128MB、MP3再生、MP3で録音、レーザーポインタの3機能ある。メモリが交換できないのと、電池の持ちがどうなのかが不明だ。

サイトの仕様これがメーカーサイトの情報だ。あまりにも簡単過ぎてよくわからん
と言うか、電池の持ちとかの知りたい事が何も書いていない。







パッケージパッケージ。3個引っ掛け陳列されていて、一番前のは中身は同じそうだが
印刷が違うので敬遠して後ろの同じ印刷の2個の内の1個を購入した。












パッケージ裏面パッケージの裏面、中身がよう見えん。
日本語は全く見えない。












中身サイトの仕様パッケージの中身。USBケーブル
とネックストラップに埋め込んだ
イヤフォン。意味不明のコード、
ドライバ用CDが入っていた。
取り説は、中国語、英語、ドイツ語、広東語?
の4カ国語
でも、知りたいことは書いていない。
MP3を5種類変えられると書いてある
が再生方法なのか音質なのか不明。
実際にやって見ないと判らない。




レーザーポインタレーザーポインターにもなる。
これは結構遊べる。光の実験じゃなくて、夜に遠い所に当てるとかなり遠くまで届く。
夜、車から道路標識に当てると非常に明るく反射するのと当てるのが難しいので
かなりはまる(^^;










本体全景本体の全景
ゴム系の外装になっている。












USBコネクタボディの下の方を引っ張って開けると
USBコネクタが現れる。
充電はUSBで行い、約30分でフル充電になる。
これもサイトをあっちこっち探して初めて判ったことだ。










裏面何の変哲もない裏面、が
MICの穴が裏面にある(^^;。
録音中のLEDモニタは表面なので
これは使いにくい。










リチウム電池裏蓋を外すと可愛いリチウム電池が入っている。
3.7V 230mAhと書いてある。
MP3プレイ時の消費電流を測れば持続時間が割り出せそうだ。
が、レーザーポインタで遊んでしまいそうなので早くなくなりそうな
予感が(笑)









電池取出しリチウム電池と取り出したところ。
コネクタで取り外し可能だ。












ヘッドフォン付属のヘッドフォンはネックストラップにコードを
編み込んだ手の込んだものなのだが、
かさ張る上に、LRが表示なく不明(^^;
しかし、音は良い。

実は、ダイソーのヘッドフォンで聞いて見たのだが、
低音全くなしの上に耳が物理的に痛い。

で、急きょ右の写真のSonyヘッドフォン(¥980)を買った。
これで普通になった。









MP3の音質は充分聞ける。操作性は良くはないが、どうしようもない程ではない。機能は少ないが一応音質は5種類変えられる。
録音機能はまだ使っていないが、電源が入っているのか入っていないのかが判りにくいことから使いたくないと思っている。
レーザーポインターは、電池が少なくなっていたからかも知れないが長時間使うと勝手に電源が切れる。
128MBメモリで、¥8,280と言うことだけで買ったMP3プレーヤーだが、通勤途中でMP3を聞くには充分なので不満はない。

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 ・YBBのスプリッタの中身を見る

YAHOO BBのコースを8Mから12Mに変えたのですが、8Mの縦置きモデムはトリオモデムと交換に返しました。
しかし、スプリッタだけはBBフォンを通常の電話にする場合に必要なので取っておきました(汗)
そうそう、BBフォンのTAも不要になったのですが、YBBからのメールでは「モデムだけ交換」となっていましたので、今の所そのままおいてあります。 返さないとリース料取られるのかなぁ(汗)

ま、とにかく、スプリッタが手元に残ったので中を見ることにしました

開けるには、裏のシールをの下にネジがあります。これを外せば中身が露出します

中を見ると、フェライトコアのコイルが3つと樹脂ケースのコイル1個、灰色の樹脂ケースのフィルムコンデンサが3個、ガラス封止のダイオードの様な形状の サージ吸収用素子が付いていました。

プリント基板のパターンは部品面に付いていたので回路を拾うのは難しいので眺めるだけにしました(爆)

入出力の接続は、「LINE」と「MODEM」は何も介せず並列に接続されています。
沢山のLCはローパスフィルタを構成して「LINE」と「PHONE」間に入っている様です。
意外に沢山の部品が付いていてびっくりしました。フェライトコアのコイルは2層分割巻きになっていてコモンモードコイルの様ですが、コモンモードコイルばかりではフィルタを構成するのに不自然ですから、同じ形状でノーマルモードコイルのものもあるのでしょう。そこまで分解していないので不明です。

外観1
YBB 8M縦型モデムに同梱されていたスプリッタの外観です。
ちょっと黄ばんでいます。

外観1
裏側です。メーカー名、形番などが印刷されています。
ケースを開ける時に外すネジがこの下にあります。

内部1
中身の基板を取り出したところです。左がLINEとMODEM、右がPHONEです。

内部2
向きが上と逆ですがほぼ真上から見たところです。

内部3
プリント基板の裏側です。パターンは部品面にあるので裏にはほとんどありません。

これまで、8Mモデムの中を見たりしていたのですが、YBBに関しての情報は溢れるくらいネットにありますので、同じ様な内容では面白くないので、スプリッタを開けて見ました(笑)

BBフォンも問題なく繋がっている様です。しかし、無料のBBフォンの通話相手が何人かいるにはいるのですが、用事もないので電話することもありませんので確認はできてませんが・・・(^^;

今回のYBBの8M→12Mの変更で、速さが下りで約600kbps→1.8Mbpsになり満足しています。切り替えの問題も特にありませんでした。モデム到着(交換)と同時にBBフォンもネットにもちゃんと繋がりました。

私のところの新しいモデムはトリオモデムと言うものです。
トリオモデムは、無線LAN用のPCカードスロットが付いており、これがコンボモデムとの違いです。
インターネット、BBフォン、無線LANの3つが使えるのでトリオモデムと言うらしいです。


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 ・ディジカメ INC130

ディジカメINC130を衝動買いしました。(笑)
小さくて軽いスナップ用カメラを長い間欲しいと思っていたのですが、なかなか踏み切れず近くの長崎屋の電気屋さんで眼に入ったINC130と言う日立系の販売会社のカメラを買ってしまいました。

¥8,800と安いのに、130万画素、USBケーブル、ビデオケーブル、ソフトが付いて、おまけにスマートメディアのドライブとしても使え、Webカメラとしても使えるし、動画も6fpsですが撮影できると言う高機能です。

これを買わない手はない!と思わず買ってしまいました(^^;

液晶ビューアーがないのは安く抑えるには仕方ないし、私は電池の減りを考えて液晶ビューアーは使わない主義なので問題ありません。

同梱されているものは、取り説、USBケーブル、ビデオケーブル、ドライバや画像レタッチのソフトのCD-ROM、ストラップ、ソフトケースまで付いてます。
昔のカメラはUSBケーブルも別売のが多かったのですが近頃は標準で添付されているものが増えました。
USBマスストレージ・デバイスとして認識されるので扱いやすく便利です。
内臓メモリに8Mバイトのスマートメモリが入っており、アルカリ電池も2本付いていたので他に何も買わないでもすぐに使えます。


パッケージを開けたところパッケージを開けたところ


本体のアップ本体のアップ(^^;


本体側面のふたを開けたところ本体側面のふたを開けたところ

USBケーブル(下)
スマートメディア(中央右)、
ビデオ出力部(上)。


電池のフタ開けたところ電池のフタ開けたところ、
単3アルカリ電池2本で
約500枚撮れるらしい。

カメラのカバーを開けると電源ONとなる。種々の設定の初期値は、ストロボはOFF、解像度はMIDで1280ドットの高圧縮となっていますが、設定を変更しても保存されない様です。
後ろの液晶に撮影枚数やモードの表示が出る様になっています。
マクロは側面のスライドスイッチ様のもので切り替えるのですが、マクロ時は緑LEDが点灯してわかり易くなっています。

外は暑いので室内を撮影してCP600と比べて見ました。(^^;


INC130・ストロボなしINC130・ストロボなし

赤味が強くCP600に比べて
ピントが少し甘いです。

通常の横長で撮影


CP-600・ストロボなしCP-600・ストロボなし

自然な色合いです。

カメラを縦にして撮影


INC130・ストロボありINC130・ストロボあり

右側のレースのカーテン部が飛んでいます。
少しハイキーな感じと言ったところでしょうか


CP-600・ストロボありCP-600・ストロボあり

全体が少し暗いですがレースの
カーテンの飛びはましです。

INC130風景INC130で風景を撮って見ました。
モードはMIDの高圧縮です(1280x960 24bit 332KB)。

全体が明るく空が飛び勝ちですが、全体が明るく、そのままプリントするには良さそうです。

クリックすると元画像が見れます(332KB)


CP-600風景CP-600の同じ場所です。
モードは高精細でINC130より圧縮率は低いです(1280x960 24bit 402KB)。

全体が暗いですがその分空もあまり白飛びしていません。そのままプリントすると暗くなりそうです。

クリックすると元画像が見れます(402KB)



ポートレート向きにしてあるのでしょうか、INC130は若干赤味が強いようです。
全体の感じとしては、軽く小さいのでスナップにはそこそこ使えそうです。白とびしやすそうですが修正しないでプリントする場合には良いかも知れませんし、価格を考えればこんなものでしょう。

あと、変更した設定が保存されないのはちょっと不便ですが、スナップを撮る時には設定が保存されない方が逆に失敗が少なくなるかも知れません(^^;

付属ソフトでは、色々付いていたのですがUSBドライバしか必要でないので、ドライバをインストールして動作させて見たが、エクスプローラーで見ると撮影した画像ファイルに日付が入っていなかった。時計を内蔵していないからか、日付のないファイルは初めて見ました(^^;

このドライバでINC130の画像を取り出したすぐ後でCP-600の画像をコンパクトフラッシュのドライブから読みこもうとするとエラーを起こして読み取れなかった。PCを再起動すれば問題なく読み込めたのだが、USBマスストレージドライブを二つ同時には不安定で使えない様です。ドライバがバージョンアップすれば直るかも知れません。

日立のニュース・リリース

<仕様>
撮像素子 1/2インチCMOSイメージセンサー
画素数(総/有効) 131/123万画素
レンズ 固定単焦点(F3.0,f=10.3mm)
感度(ISO) ISO100相当
ズーム(光学/デジタル/最大) -/2/2倍
最高品質時の最大画像解像度(W×H) 1280×960ピクセル
シャッタースピード 1/10〜1/2000秒
露出補正 あり
ストロボ 内蔵
撮影範囲 60cm〜∞,マクロ:15〜25cm
液晶モニタ なし
動画記録機能 AVI形式(320×240ピクセル,約6フレーム/秒)
記憶メディア 8MB内蔵フラッシュメモリ,スマートメディア(8〜128MB)
画像ファイル形式 JPEG(DCF準拠)
最高品質/標準記憶容量時の撮影枚数 18枚
標準記憶容量時の最大撮影枚数 57枚
電源 単3形アルカリ電池×2,USB給電
撮影枚数の目安 約900枚
PCとのインタフェース USB1.1
サイズ(W×D×H) 66×36×95mm
重量 約116g

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 ・PCの静音化・その2

PC静音化の続きです。
性能を落とさず、できるだけお金をかけないのがポイントです(笑)
前回では、ファンを交換しケース背面ファンの直列に抵抗を入れて印加電圧を下げる方法を行いましたが。
今回は、温度が上昇するとファンの回転数を上げる様にします。
使うものは、パワーサーミスタです。
ファンにサーミスタを内蔵しているものもあるそうですが、現在のPCでお金をかけないで・・がポイントですので、自分でサーミスタを追加します。

パワーサーミスタは、センサーとして作られているものと違い、大きな電流をサーミスタに流すことができます。
電源では、突入電流防止の為の素子として使われており、パワーサーミスタの自己発熱を利用して、電源ON時は高抵抗値で、通電していると自己発熱で抵抗値が低下し、電圧降下が低くなり電力損失が小さくなります。

・パワーサーミスタ
パワーサーミスタ
このパワーサーミスタを、ファンに直列に入れる事でファンのスピードをコントロールします。

パワーサーミスタの抵抗値は、希望の値のものは入手できませんので、何個か直列にしたりして抵抗値を調整して使います。

パワーサーミスタの抵抗値と周囲温度の関係は以下の表の様になっています。(1例)
パワーサーミスタの抵抗値は、常温(25℃)でファンに加わる電圧がおよそ7Vになる様にします。
また、冬場の気温が低い時にサーミスタの抵抗値がどれくらいになるかも確認しておきます。あまりサーミスタの抵抗値が大きくなり過ぎるとファンが起動しなくなる心配があるからです。しかし、ファンが起動しないほど寒い場合はファンが回らなくても大丈夫だろうと思っています(汗)

パワーサーミスタは共立電子の様な電子部品を扱っているところで1個数十円程度で入手できると思います。
サーミスタ一覧表


・CPUファンの場合
理想は、常温で33Ω位で、50℃で0Ωですが、そううまくは行きません。
CPUファンをを外して直列にパワーサーミスタ(M16007:16Ω)を1個直列に入れて見ると、かなり音が減少します。
実験的にサーミスタを2個直列にできる様に組み立てて、CPUファンにくっつけます。くっつける方法は良い方法が無かったので、とりあえず、裏のり付きの銅箔テープを使うことにします。

パワーサーミスタ2個直列


実際にPCに取り付けて動かして騒音の様子を見たところ、パワーサーミスタ(16Ω)1個で充分な様でしたので、リード線を付け1個のものを作って取り付けました。

CPUファンとマザーボードコネクタの間に入れるサーミスタ(1個)
サーミスタ1個

CPUに取り付けたところ
CPUに取り付けたサーミスタ

CPUまわり全体です
CPU周り

CPUファンの回転数は、マザーボード付属のユーティリティソフトで見ることができますので、PCの電源をON直後から、CPUに負荷をかける処理をしてCPU温度を上昇させてパワーサーミスタがちゃんと動作しているか確認します。
私の場合は、PC電源ON直後で4,250回転位で、CPU温度が50℃位になると、4,650回転位まで上昇しましたので、これでOKです。CPUが熱くなった時にファンの回転数が増えるのは精神衛生上も良いです(笑)

・ケース背面ファンの場合
ケース背面のファンも同じ様にパワーサーミスタを直列に入れますが、ファンの電流値でパワーサーミスタの抵抗値を決めます。
私のファンの場合は4個直列で約7Vになったので4個直列になるのですが、これでも結構風量が多かったので、5個直列にしました。

サーミスタ5個直列

背面ファンはケース内の温度がCPUほど大きく変化しませんので、冬場に効果大と言うところでしょうか。
常温でも16Ωx5個=80Ω直列に入るので騒音はほとんどしません。

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 ・PCの静音化・その1

PCの静音化対策です。お金をかけないでできるだけ騒音を小さくしたいのでセコい方法をやって見ました(汗)

PCが以前のに比べると、騒音が大きく感じます。ゴロゴロと言う感じの騒音なんですが、結構気になります。そこで、なんとか静かにすることを考えました。
まず騒音の原因を探します。何と言ってもファンが大きいですが、どのファンがどれだけ騒音を出しているかを調べます。

PCケースを開けて動かし、ファンのコネクタを抜いて騒音がどれだけ小さくなるか調べます。

電源のファンはコネクタが電源ケースの中なので、ファンを指で止めます。
何か柔らかくてしっかりしたものがあれば指の変わりになりますが、私は面倒なので指で止ます。あまり長く止めるとファンの保護回路が動作して止まったりしますので、短時間だけ止めます。

CPUファンはコネクタを抜けば良いのですが、これも長くファンを止めたままではCPUが熱くなり壊す恐れがありますので、短時間で音を確認してPCの電源をOFFにして再度ファンのコネクタを挿入します。
残るのはケースファンですが、これは特に心配することもなく自由にコネクタを抜き差しして音を確認できます。

私のPCの場合は、

1位:電源のファン
2位:CPUファン
3位:ケース背面のファン

の順位で騒音が大きかったのですが、ケースファンはPC購入の後自分で追加したものです。無くても良いのですが、ちょっとでも排熱をしようとの気持と手持ちがあったので付けてるものです。

ファンでの騒音はファン自身の回転音と、風切り音が結構大きいのです。
風切り音とは、ファンの風が何かに当たって出る音です。
なので、ファンの風が衝突するものをできるだけ無くすことで騒音を減らすことができます。

電源ファンの場合は、ファンの前にあるファンガードの部分で、電源ケースに穴を明けたものでは結構大きな音が出ます。針金状のものでできてるガードであれば断面が丸なのでそれほど騒音はでませんが、鉄板にファンの風がもろに当たる構造だと騒音が大きくなります。

別の方法として、ファンを風切り音の出る取り付け面から10mmくらい離すと風切り音が小さくなりますから、そう言う取り付け方に変えるのも良いです。

・対策
ファンの前の部分を切り取ります(笑)  この様にニッパーで簡単に切り取れます。




ちょっとバリが出る場合がありますが、これはちょっとヤスリを当てれば取れます。
さて、騒音の感じは、騒音の低音の部分が多少減って聞きやすい音にはなりましたが、もっと小さくしたいのでファンを交換します。

元々の電源に付いているファンを少しでも静かな物(と思われる)に変えて見ます。
とあるサイトでSANYO DENKIのものが静かだとあったので、これを買いました。
これは、山洋電気の製品で80mmの標準タイプです。

高速、標準、低回転と3種類あったのですが、清音化から言えば低回転タイプなんですが、排熱も心配なので標準タイプを選びました。

左が元付いていたファンで、右が山洋のファン(¥2,250)です
ファン2種

電源に付いていたファンは、12V0.23Aなので高速タイプの様です。
山洋のは羽根の形が丸っこくいかにも静かそうな感じで良いです(^^)

交換は簡単ですが、ファンはコネクタで基板に接続されているので、コネクタを付け替える必要があります。これは、元ファンのコネクタを切って新しいファンにつなぎ直してOKです。
交換したところです。
ファン交換

ファン交換の時に切り抜いたところのバリを削っておきます。
さて、結果は、思ったほどには静かにはなりませんでした。
で、ふと思い出したのが、ケースファンです。これは結構静かなんです。

これは試してみるしかない!、と言うことで再実験です(汗)
実験中 12Vの電源は、サブPCから今日買ったテスタリードセットで繋ぎました。
これ、結構便利です。棒端子にもミノ虫クリップにもつけ変えられます。
テスター棒

3個のファンを何回も電源にあてがって音を聞き比べて見ました。
元付いていたファンは、高速ファンの様です。回転数が大きいです。
今日買った山洋のファンはケースに付けていたファンより音が大きいです(T_T)

やはり、人の話より自分でやって見ないことには判りませんね(汗)
結局、ケースに付けていたファンを電源に取り付け、ケースファンは無しにしました(爆)
これで、普通のPCになりました。( ̄▽ ̄;

ファンのラベル部分です。
電源に元付いていたファン(12V0.23A)。
一番うるさいけど風量が多い
うるさいファン

今日買った山洋のファン(12V0.13A ¥2,250授業料(T_T)
二番目にうるさい
三洋ファン

以前買ってケース背面に付けていたケースファン(12V0.14A ¥480)
この中で一番静か
静かなファン

残るはCPUファンですが、これは、「静音化・その2」で対策します(^^;

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 ・AD-TVK501の音質改善と音量アップ

TVチューナー付きキャプチャーカードAD-TVK401をアスロンマシンに付け変えたところ、マウスを動かすとゴロゴロと音が出る。画面も同じように少し乱れるようになった。
キャプチャカードのスロット位置を変えたり、内部配線の取りまわしを変えたりしたが一向に無くならない。
仕方がないので、別のTVチューナーカードVA1000を買ったが、マウスのゴロゴロ音は変化なし。(T_T)
日記でも触れたが、このAD-TVK401とVA1000は同じメーカーの製品でプリント基板の配置や回路もかなり似ている。
音量を小さくしているのでそれほど目立たないのだが、静かなシーンだとやはり気になる。

ところが、会社の同僚がAD-TVK501を持っていて、他にもVA1000を持っているので、私のTVK401と交換しても良いと言うのだ。
しかし、TVK401でだめなものがその後継のTVK501で直るだろうか?の疑念が大きくあまり乗り気ではなかったのだが、私としては他に手がないので、TVK501を試させてもらってOKなら交換すると言うことにした(汗)。

基板を見るとメインのICは同じだが、TVK401、VA1000と全く異なる配置で、メーカーが異なることがわかった。これは望みがある。
早速取り付けて見ると、何がどう違うのかはわからないが、マウスのゴロゴロ音はまったく出ない。q(^o^)p

前置きが長くなってしまったが、このAD-TVK501は音が小さいのだ。 TVK501のLINE OUTから、サウンドカードの LINE IN に接続してあるのだが、音が小さいので MIC IN に繋ぐと今度は音量が調整できない。
MIC IN で音量が調節できないのは、TVK501のコントロールソフトの音量調整のブを動かすと、WindowsのLINE IN の音量を調節する様になっているのだ。

それに MIC IN に入れると何か音がキンキンした音になるようだ。

TVK501の基板のLINE OUT の部分を見ると、直列に入っているコンデンサが0.1μFのチップセラミックコンデンサだった。
そこに10kΩが付いているので、この時定数を計算して見ると約163Hzとなりサウンドカードの MIC IN の入力インピーダンスが低いのでより時定数が小さくなり低域がカットされた音になっていることがわかった。

TVK401を見ると、このコンデンサには100μFの電解コンデンサがついており、これはこれで大きすぎるんじゃないの?と疑問のある定数となっていた(爆)

キンキン音対策としては、TVK501の出力コンデンサ(0.1μF)に並列に4.7μFの電解コンデンサを追加することにした。その結果、キンキン音はかなりましになった\(^-^)/
しかし、音量が小さいのはまだ解決していない。TVK501の音声出力の回路は、IC出力から前述の出力コンデンサしか入っておらずレベルを調整しているところはない。

これはアンプをかますしかない!。と言うことで、久しぶりに電子工作だ。
蛇の目基板にアンプを組むことにする。アンプと言ってもLINEOUTを適当に増幅するだけなので大したことはない。
大体5倍位のゲインがあれば良いので、トランジスタ1個程度でで充分だと思ったのだが、手元に汎用オペアンプのμPC358があったのでこれを使ってアンプを作ることにした。
本当はノイズの少ないμPC458/4558位が良いのだが面倒なのでμPC358(笑)

オペアンプは3V以上の片電源で動作するのでUSBの5VでOKだ。
ゲインは5倍位あればいいので、簡単な反転アンプとして入力側の直列抵抗を10kΩ、帰還抵抗を47kΩとした。これでゲインは約5倍だ。

回路図(エクセルで書いた(汗)
AMP回路図

で、できたのがこれ(笑)
AMP
ひさしぶりの半田ゴテ作業なのでかなりいい加減だ。
電源はパソコンのUSBコネクタから5Vを取ることにする。知り合いから¥300でUSBケーブルを譲ってもらった。

このアンプに入出力に3.5Φのミニステレオプラグを付けて、TVK501とサウンドカードをつなげばOKだ。
USBケーブルは4芯で電源のプラスマイナスが各1本に信号のプラスマイナスが各1本になっていてあらかじめWebで接続は調べておいたのだが、今回は電源さえわかれば良く、ケーブルを剥いて見ると電源が赤黒で太くなっており調べるまでもなくわかる(笑)

USBケーブルを剥いたところ
白い紙の様なものはアルミ+絶縁フィルムのシールド
USBケーブル


繋いだところ
USBの信号線はオープンのまま(汗)
配線
普通は組みあがったところで誤配線がないか確認してから通電するんだけど、面倒なので、いきなり動かして見た。ちゃんと音が出た。(^◇^)ノ 一応電源電圧をテスタで確認すると、ちゃんと5V出ている。あたり前か(笑)

音量を大きくして音を聞くとサーと言うノイズが少し乗るので、オペアンプの帰還抵抗47kΩに並列に220pFを追加した(47kΩと220pFのコーナー周波数は約15kHz)。Vccmin3Vに対し5Vなのでダイナミックレンジに少し不安があったが、歪みもなく問題なし。

完璧なLINEアンプが完成した(爆)
あとはケースをどうするかだ。適当な箱を探して入れることにする。当面はこのままで使うことにする(笑)

時定数の計算式は、t(時定数)=C(μF)・R(kΩ)=1/2Π・f(kHz)  となる。
2Π・f は、ωで、t=1/ω が元式だ。


スケルトンケースができた(爆)
3.5”FD3枚入りのケース(サカエ¥88円 もちろんFDが3枚入っていたもの)
それぞれのケーブルには結束バンドで無理な力が加わらない様にしてある。
ケース

・付録 PS/2コネクタ(キーボード、マウス)とUSBコネクタのピンコネクション
PS2/USB Pins

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 ・画像の大きさと解像度と印刷

前に画像については、HPへの写真掲載について で書いていますが、解像度についてはほとんど触れてなかったので再度取り上げました。

解像度とは?

ディジカメで写真を撮って印刷する時やモニタ画面での表示する時に解りにくい画像の大きさと解像度について簡単にまとめました。

写真の大きさとは?
ディジカメで写真を撮る場合には、取った写真の写る範囲はフィルムカメラに合わせてありますから、望遠や接写でない通常の撮影では35mmカメラと同じ位の範囲が写ります。
これは、ディジカメの最大画素数が大きくなっても同じ範囲しか写りません。
では何が違うのかと言うと、解像度が違ってくるのです。

解像度とは、1平方インチまたはセンチあたりの画素数(ピクセルまたはドットと言う)で表します。
また、面でなく横1線の1インチあたりの解像度をppi(またはdpi)で表します。
解像度が高いほど1平方インチあたりの画素数が大きくなり、細かいところまでぼけないで再現できることになります。

普通、プリンタの実解像度の半分程度で良いと言われてますから、ディジカメの解像度は300ppi(ピクセル・パー・インチ)程度あれば良いことになります。
通常のカメラで撮ってプリントしたサービスサイズ程度の写真の大きさと同じ位でプリンタで印刷するのであれば、135万画素のディジカメは、240ppi程度ですからこの程度で良いと言うことになります。
A4サイズなどの大きな印刷を行う場合にはもっと解像度が高いほど綺麗なのは言うまでもないでしょう。

しかし、解像度が高いとピクセル数が増え画像データが増えることとなり、画像ファイルのサイズが非常に大きくなりますし、色合いを変えたりなどの修正を行う場合は、画像ファイルがjpgなどで圧縮されていても、画像修正ソフトウエア読みこみ加工する時にビットマップと言う圧縮されないデータ形式となりますのでjpgファイルの100倍位の非常に大きな画像データを扱う事になり画像ソフトの動作が非常に遅くなったりする弊害があります。
なんでも高画質であれば良いと言うわけではなく最適な解像度にすることもポイントです。

では、スキャナの場合はどうでしょうか?
スキャナの場合は、画像の大きさは1:1画像を取りこみますかたら、画像の大きさは原稿と同じになります。
解像度は仕様に表示されている通りですが、「光学解像度」と言われるものが基本的な解像度で、その値より大きな解像度でも取り込める様になっていますが、ソフトウエアで補完したりするので光学解像度がスキャナの基本性能です。
また、前述の様に非常に高い解像度であっても実際にはめったに使わないので解像度の数値にとらわれないのが良いと思います。

モニタ(ディスプレイ)画面では?
横x縦のピクセル数が画面の設定で1024x748などに設定されています。モニタ画面の寸法は、17インチの場合では、横が30cm位なので、これをインチに直すと11.8インチとなり、1インチあたりのピクセル数は、1024÷11.8=87ppiとなり、これがこのモニタの解像度に相当します。一般的にモニタの解像度は、72ppiとされています。

モニタでしか見ないHPの写真などは、72ppiで充分と言われるのはこの為です。72ppi以上の解像度にしてもモニタ画面で見た時にたいして差がありませんが、解像度が高い程ピクセル数が増えるのでモニタ画面に表示される画像の大きさは大きくなります。

また、72ppiは、ディジカメのおよそ35万画素に相当することから、35万画素のディジカメがHP用に適当と言われています。
しかし、写真を縮小する場合の綺麗さは、高解像度のディジカメで撮ったものの方が綺麗になりますから予算の許す限り高解像度(高画素数)のディジカメが良いでしょう。

モニタでは幾ら解像度の高い画像でも72ppi程度でしか表示できないので大して差はでませんが、プリンタで印刷したり、画像修正ソフトで拡大すればその違いは明らかです。
ディジカメで撮る写真はHP専用とするのであれば低い解像度(640x480など)でも良いのですが、後で必要なところをトリミングするとか、プリンタで印刷したりと使い道が決まってない場合はできるだけ高解像度で保管しておいた方が良いでしょう。

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 ・CPUの放熱シート

CPUの放熱シートの高性能なものを入手しましたので、その効果を実験して見ました。

CPUの放熱

近頃のCPUは数十Wの電力を消費するものが多く、消費電力はその動作周波数(CPUクロック)が高くなるほど大きくなり、特にオーバークロックを行うと温度上昇が非常に高くなり、CPUが熱暴走したりひどい場合はCPUを壊してしまいます。
その為、いかにCPUの温度を下げるかが大きな問題となります。

CPUの放熱はファンの付いた放熱フィンで行いますが、その放熱フィンとCPUの間に隙間ができるとせっかく放熱の良いフィンを付けても熱伝導が阻害され効果が減ります。
そこで、この部分の熱伝導を良くする為に、シリコングリスを塗ったり放熱用のプラスチックシート(放熱シート)を挟みます。

今回、非常に熱伝導率の高い放熱シートが入手できましたので、私のシリコングリス神話が崩れるかどうか効果を実験して見ました(笑)

本来CPUとフィンの間が完全密着すれば良いのですが、実際には微小ですが、でこぼこがありどうしても隙間ができてしまいます。
この隙間は熱伝導の非常に悪い空気が存在することになり、熱伝導が阻害されますから、CPUをパッケージを鏡の様に磨いて放熱フィンとの密着性を良くすることもよく行われています。
しかし、それ以前に、CPUに放熱フィンが斜め取り付いていたりして隙間が出来ている場合も結構あります。放熱シートはこの様なラフな取りつけでも厚みがありますからそこそこ放熱してくれたりしますし、放熱シリコンの様にグリス状でないので、取り扱いも楽です。

放熱シートと放熱シリコングリス

従来の放熱シートは、シート自体の熱伝導性能が薄く塗った放熱シリコンに比べるとかなり劣っていましたが、絶縁が必要な場合や取り扱いが容易と言うメリットがあるので多用されていますが、上記の様に近頃のCPUの放熱にはその性能面から不向きであるのでもっぱらシリコングリスが使われています。

かく言う私も放熱用シリコングリス以外は使ったことがありません。放熱用シリコングリスは金属ほど熱伝導が良い訳ではありませんが、隙間を埋めるのに非常に適していること、絶縁を兼ねることはできせんが、薄く塗ることができるので熱抵抗はそこそこでも充分使えるものです。
放熱シリコングリスは厚く塗ると逆効果で、できるだけ薄く塗ることが基本です。

熱抵抗

伝導による放熱は、前述の様にCPU -> 放熱グリス -> 放熱フィン -> 空間 と熱が伝わって行きますが、それぞれが熱を伝える程度が異なり、それを電気回路の「抵抗」と同じ様に扱えることから、「熱抵抗」と言う概念で単純な計算で扱うことができます。

熱抵抗の単位は(℃/W)で、CPUの損失1W当たりの温度上昇を表し、値が小さいほど良いと言えます。

例えば、10Wの電力消費のあるCPUで考えると、CPUチップで10W分の発熱が生じ、それがCPUチップを覆っているパッケージに伝わります。熱はパッケージからシリコングリスを経て放熱フィンに伝わり、放熱フィンから空気中に放散されます。一部はパッケージのリード足からCPUコネクタへも熱は伝わります。 これを簡単にモデル化すると以下の様になり、チップの損失からチップの温度上昇が計算できます。
温度計算

放熱シートの成績

比較した材料は以下のものです。

・放熱シート:信越シリコーン、TC−50TX
 熱抵抗:約0.15(℃/W)、熱伝導率:5.0(W/m・k)
TC-50TX

・放熱用シリコングリス:東レの放熱用シリコーン、SH340
 熱抵抗:約0.38(℃/W)、熱伝導率:0.42(W/m・k)

・方法:PCを起動してすぐに「スーパーπ」1677万桁(約2時間)を完了まで実行しその間の温度をCPUと放熱フィンの間に差し込んだセンサー値をフリーソフトの「LM79MON」で測定しました。  RAINはOFF。

さて、実験した結果は以下のグラフの様になり、シリコングリスとほぼ同等となりました。

縦軸の上昇値(deg)は、周囲温度を0℃とした値に換算してありますから、PCの周囲温度が25℃では、縦軸の値に25℃を加算すれば実温度になります。
この結果では、室温25℃では最高18(deg)上昇なので、CPUの温度は、43℃と言うことになります。

*(deg)は、温度の上昇分だけを言う場合に使います。
周囲温度が高くなった場合のそのものの温度は、おおよそ、
そのものの温度(℃)= 上昇分(deg)+ 周囲温度(℃) となります。


温度データ

私の予想に反しての好成績でしたが、放熱シートの厚みが今回のものは0.5mmでしたので、0.3mm程度の薄いものであればシリコングリスを越えるのでしょうが、シリコングリスも銀入りとかより性能の高いものもありますから良い勝負になると思います。
価格で言えば、シリコングリスの勝ちとなるのですが(笑)

実験の写真

PC内部 PC内部のCPU部分
シリコン塗布 放熱シリコンを塗った様子
シート貼付 放熱フィンに放熱シートを貼りつけたところ
シート外観 放熱シートの外観
温度センサー CPU温度測定用、温度センサー

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 ・HPへの写真掲載について

HP(ホームページ)に写真を掲載する私の方法を紹介します。使うソフトはフリーソフトかWindows付属のソフトです(笑)

写真を撮影する時は?

写真を撮る時に、HP用と最初に決まってなくて、後で写真の中からHP用に適当なものをピックアップするのが普通だと思います。
また、撮影する時は、カメラの容量との兼ね合いを考えてできるだけ画素数の多い設定で撮る場合が多いでしょう。
枚数優先で640x480でしか写真を撮らん、と言う方もあるでしょうが(汗)

いづれにしても、HPに使う写真は既に撮ってあるものを後で加工して使う場合が多いと言うことになります。
プリンタで印刷する場合や、後で別の用途に写真を使うことを考えると、HP用の写真は元の写真に変更を加えずに、変更したものをHP用の写真として保存する方が良いと思います。


HPに貼り付ける写真の大きさは?

写真の大きさを言うのに、モニタ画面に表示した大きさと、写真画像のファイルの大きさの二通りがあります。
この二つはある程度比例しますがかなり異なる場合もありますが、HPに使う場合には画像のファイルサイズは小さければ小さいほど良いのです。

モニタで表示した場合の写真の大きさは?

モニタで表示する場合は、「画素数」で大きさが決まります。(全部の)画素数 = 横の画素数 X 縦の画素数 となります。

「画素」とは画像を表示する時の最小単位の部分のことで、「ドット」とか「ピクセル」などと言います。モニタ画面をルーペで見ると赤(R)、緑(G)、青(B)の光の三原色の小さな一つ一つの小さな点(ドット)で構成されていることがわかります。この最小単位のことです。

話がそれましたが、130万画素のディジカメでは、約130万=1,280ドットx1,024ドット の大きさの画像と言うことになります。
この画像をモニタで見るとどれくらいの大きさに見えるかと言うと、15インチのモニタでは、横800または1,024ドットに設定されてる場合が多く、画像の方が横、縦ともドット数が多いので画面からはみ出してしまいます。

30万画素では、横640X縦480のドット数で、モニタ画面に適当な大きさとなりますので、HP用には30万画素で充分と言われています。

しかし、最近のプリンタで印刷すると解像度が高いほど綺麗に印刷できますし、写真を必要な部分だけにトリミングしたりする場合を考えると、画素数は多いほど綺麗さを損ねることは少ないと言えるでしょう。


写真のファイルサイズは?

写真の大きさを表す2番目のファイルの大きさは、パソコンにある写真のファイルをエクスプローラーで見れば(エクスプローラーの表示の設定で「詳細」にすること)、50KB、や 320KB とかの(ファイル)サイズを見ることができますが、このサイズがその画像のデータの大きさを表しています。
このサイズが大きいとHPを閲覧したときに画像が送られてくるまでの時間がたくさんかかって、表示されるまで長くかかって待たされてしまうのです。 見る側からすれば、画像が出るまえにしびれを切らしてよそへ行きたくなります。

また、HPの置けるスペースはプロバイダから与えられた限られた容量ですから効率良く使う為にもHPに使用するファイルのサイズは必要最小限となる様心がけた方がたくさん置くことができて良いです。
加工にちょっと気をつければファイルサイズを相当小さくしてもモニタ画面では意外と汚くならないものです。


画像の表示にかかる時間は?

インターネットでHPの画像を表示するのにかかる時間は、その画像をダウンロードする時間になります。
ISDNの64Kb/sの場合で、例えば、160KB(キロ・バイト)の画像をHPに置いた場合を考えます。

ダウンロードする早さは、ISDNの「64Kb/s」と言うのは、1秒間に64Kb(キロ・ビット)伝送して来ると言うことです。
「バイト」と「ビット」の関係は、1B(バイト)=8b(ビット) ですから、INS64では、1秒間に8KB(キロ・バイト)伝送します。
160KBの画像をダウンロードすると単純に20秒(160KB÷8KB/s)かかることになります(実際には画像のデータの他に伝送の為のデータが付加されますから、これより時間は多少増えます)。

但し、データを送受信する場合に圧縮される場合があるので、この場合は時間がかなり短縮されるのですが、画像データの場合は元々圧縮されているので、あまり圧縮の効果はありません。

160KBの画像で約20秒かかるものが、これが20KBの画像だと2.5秒(20KB÷8KB/s)で表示されることになり格段にブラウザで表示されるまでの時間が早くなります。

画像が多くなると、どうしてもデータ転送に時間がかかり重いHPになりがちです。少しでも無駄な部分を減らして軽くすることで早く表示される様になり、見やすい軽いHPになります。


写真の縮小などの加工・・・dibas32による写真の加工

写真を縮小するのは、その機能を持つ画像レタッチソフトを使います。
有名どころでは、フォトショップ等がありますがそこまでしなくても、フリーで良いソフトがあります。
ここでは
dibas32 をつかってサイズ変更等の方法を説明します。使いかたの詳細はdibas32のヘルプをご覧下さい。
dibas32を起動し、写真ファイルをドラッグ&ドロップでdibas32の上に落とすと、写真がdibas32に読みこまれます。

・画像をdibas32で見やすい大きさにする

虫眼鏡ボタンをクリックした後、写真の上にマウスカーソルを持って行き、左ボタンを押すと「拡大表示」され、
右ボタンを押すと「縮小表示」されます。これは画面の表示だけですので、実際には何も変わっていません。

・トリミングする(切りぬき)

トリミングで写真の必要な部分を残して切りぬきます。写真全体を縮小すると全体が小さくなってしまいますが、ここで対象を絞ることで、見やすい写真になります。
dibas32 のツールボタンのL字二つで囲んだアイコンをクリックします。
ツールウインドウが出るので、切りぬきたい範囲を画像の上で、左クリックで、始点と 終点を指定すると、枠ができます。この枠の四隅にも小さな四角がついているので、これをマウスで左クリックしながら動かすと枠の大きさを変えることができますから、最初の始点、終点の指定はラフでOKです。
切りぬく範囲が決まったら、実行ボタンを押します。

元画像     トリミング後
元     トリミング後

・明るさ、コントラストの調整

写真が全体に暗くい時は、「編集」/「色調整」/「カスタム」を選択します。調整ウインドウが出るのので、プレビューの自動実行をチェックしておきます。マウスカーソルをグラフの上に持って行くと、直線の上の小さな黒四角が出ているのが動きます、マウスをクリックして動かすと明るさが変わります。大抵の場合、カーブの下(左)の方を少し上に持ち上げると暗部が少し明るくなって見やすくなります。
コントラストが不足している場合は、「編集」/「色調整」/「明るさ/コントラスト」で調整します。
*この調整はモニタ画面の表示を良くする為の修正ですので、印刷した場合にはモニタ画面の通りにはならない場合が多く、あくまでモニタで見ることが前提の画像となりますので注意して下さい。

元画像     明るさ調整後
元     明るさ調整後


・ピント

甘い場合は、dibas32の「フィルタ」/「鮮鋭化」を行ないます。逆にピントが強すぎる場合は「フィルタ」/「平滑化」を行ないます。
「鮮鋭化」をするとファイルサイズが大きくなり、「平滑化」をすると小さくなります。
*注意:「鮮鋭化」は、やりすぎると際立つ部分が不自然になりますから設定の%を小さめにして少なめにする方が良いです。

・全体のサイズを変える

「編集」/「サイズ変更」でウインドウが開きます。ウインドウ中のアスペクト比保存にチェックを入れて、 「変更後の画像サイズ」のXかYの数値を希望の値に変えます。直接数字を入力できます。
変更後の写真は「プレビュー」ボタンを押すとその大きさに表示が変わります。
何回かやり直して希望の大きさになったら「実行」ボタンを押します。
実行した後でも、緑矢印左がアンドゥになっていますので、元に戻せます。右はアンドゥの逆です。

・保存

できた写真は名前を付けて「*.jpg」(*はファイル名)で保存します。
保存する時に「量子化%」と「圧縮率」の設定ができますので、極力ファイルサイズを小さくしたい時は、プレビューを見ながら調整してください。

  *.jpg(jpeg):写真の様な画像で多く使用されています。

  *.gif:イラストなどの256色以下の色数の少ない画像に使います。

     色数の多い写真を gjf ファイルにすると却ってファイルサイズが大きくなったりします。
     図などは、256色にしてgifファイルにすると非常に小さなファイルサイズになります。
     あらかじめ「減色」で256色か16色にしておかないと gjf で保存できません。
     gif は背景に透明色を指定できますので、背景透明のバナーなどができます。

  *.bmp:この形式は保存しても画像の劣化は全くありませんが画像ファイルの大きさが
      非常に大きくなります。windowsの背景などに使われています。

ここまでは、写真に直接書きこんだりしませんでしたが、傷とかを直しておきたいと言う様なことは、 まま結構ありますので、次に MS Paint を使って画像の修正をして見ましょう。

・読みこみ

  Win98以降のPaintはjpgファイルも読みこめますが、もし読みこめない場合は、上記のdibas32に一度読みこんで bmp形式で保存してください。

・不要部分の消しこみ

方法はコピーと貼り付けです(汗)
左側のツールの四角い破線が「領域の選択」ですから、それをクリックして選択します。
消したい部分がある場合には、その近くで四角く領域選択してマウスカーソルを消したい側の選択領域の破線中央に持って行くと マウスカーソルが四方の十字から二方向の矢印にかわるポイントがあるので、それを消したい部分の上をドラッグすると選択した領域の色で塗りつぶされます。複雑な画像の場合は、画像を拡大して似た色の部分を領域選択してコピーして貼りつけます。
貼り付け画像は必ず左上に出ますので、それをマウスでドラッグして貼りつけたい場所へ持って来ます。

写真の一覧を見たり整理する場合は、ディジカメ付属のソフトでできますが、便利なフリーの画像閲覧ソフトが多くありますので、それを使って写真の整理などができます。
susie は、サムネイルの一覧で名前の変更や削除ができますまたスライドショウなどの機能もあり便利です。

HPの写真のリンク

・HTMLでは、以下の様に書きます。
 <A HREF="sample.jpg"HEIGHT="50" WIDTH="50">サンプル</A> ALT="サンプル"は、画像が表示されるまでに表示される説明用の文字です。

・小さな画像を置いてそれをクリックすると大きな画像を表示させる場合
 <A HREF="sample1.jpg"> <IMAGE SRC="sample_ss.jpg width="80" height="60" ALT="大きな画像"></A>  sample1.jpg が大きな画像、sample1_ss.jpg が小さな画像。見本は以下

  小さな画像


大きく表示する画像に背景とかコメントを入れる場合には、その大きい画像を貼り付けたHTMLファイルを作って、そこへリンクさせる。  <A HREF="okigazou.html"> <IMAGE SRC="sample_ss.jpg width="80" height="60"></A> HEIGHT、WIDTHの値は、画像の高さと幅のドット数です。Windows付属のフロントページにD&DしてHTMLを表示すれば値がわかります。
このオプションは省略しても良いですが、画像の方が表示が遅いので、値を指定しておくとブラウザが、あらかじめその値の範囲を考慮して表示するので表示するまでの間にも画面がくずれません。
しかし、実際の画像の大きさと違った値を指定すると、画像が変形したりするので注意が必要です。
また、プロバイダのサーバーのHPを置いているところで、画像を表示させるHTMLファイルと別の所に画像を置く場合はそのフォルダパスもつけます。

画像を「gazou」と言うフォルダに置いた時は、  <A HREF="gazou/sample.jpg" HEIGHT="50" WIDTH="50"> <IMAGE SRC="gazpu/sample_s.jpg></A> の様にします。

HP作成ソフトを使っている場合は、自分のパソコンのフォルダ構成をそのままプロバイダのサーバーへ転送する場合が多く、この様な場合は特に意識しなくても上記に様になりますが、HTMLファイルを自分でノートパッドなどで編集する時に注意が必要です。

HTMLのお勉強サイトはたくさんありますので、これを機会にHTMLを勉強すれば自由に編集できますし、不要なタグを整理して少しでもファイルサイズを小さくすることができ軽いHPにすることができます。

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 ・ドリームキャストをCATVにつなぐ 200.8

ドリームキャストってご存知でしょうか? あのうずまきマークのセガのゲーム機です。ネットゲー、つまりネットワークを利用した対戦ゲームのことですが、これが人気があります。インターネットに接続してTV画面ですがWebサイトを見たりチャットもできます。で、CATVが利用できる地域では当然CATVインターネットに繋げないか? ということになります。
ドリームキャスト(以下DCと言います)にはモデムしか附属していませんので、そのままではCATVモデムにはつなげませんでした。しかし、今年四月の予定が遅れて六月に発売された「ブロードバンドアダプタ」と言う10/100BASE対応のLANアダプタを使えばモデムに置き換えてインターネットにつなぐことが出来ます。
しかし、チャットやWebサーフィンはできるものの、かんじんのゲームはまだできません。今後発売されるゲームで対応して行くとのことです。 ヾ(・_・;おいおい

では、ぉ恥ずかしいのですが、我が家のDCのCATV接続の顛末をお話しましょう。

遡ること約一年、去年の夏のある日、DCのセガラリー2を子供がやりたいと言い出し、一日の電話代を試算して、まあこの程度なら良いかなと月2,000円の電話代を家で負担し超える分は子供が出すと言う約束でOKを出しました。それからおよそ一ヶ月後、NTTの請求を書を見て、、、ドッヒャー!!、た、た、高い!! これは何かの間違 いちゃうか?と明細を集計して見たが間違っていることもなく、泣く泣く払うことになりました。
そのしばらく後にKDDからの請求書が来ました。これはセガのサーバーが東京にしかないので(なんでや!)、その電話料金が普通では非常に高くなるのでオンデマンドサービスと言うデータ通信の割引契約をしていた為です。んが、まためっちゃ高い金額になっている(怒)。 とりあえず緊急処置としてDCのセガラリー2は禁止としました。

しかし、ゲームをさせないのは可哀想なので、なんとかできる方法はないかと考えていたところ、とあるサイトでDCを家庭内LAN(ISDNでインターネットへ接続)につなぐ方法が紹介されて いました。ISDNに繋げられるのであれば、CATVもつなぐことができるに違いない !。と早速NetGenesisなるルーターを 購入し接続実験をすることにしました。接続実験でDCは使いにくいので別にPCを一台用意しました。これをDCに見たてて実験です。ISDNの場合の接続は下図の様にまわりくどい方法ですが、DCにはモデムしかないのでしかたありません。

DCのモデムから内線通話機能のあるTA(MN128mini)のアナログポートにつなぎ、そこ から内線通話でモデムへ電話をかけルーター(NetGenesis)のRAS機能を使って電話を接続します。ルーターに接続されたら、ルーターからTAを経由しISDN回線へとつながる訳です。

図1.DCをISDNにつなぐ
図1
では、CATVの場合はどうすれば良いかと言うと、ルーターにDHCPクライアントとサーバーの機能があればルーターのLAN回線側にCATVモデムを付ければOKとなります・・・んが、私の購入したルーター(NetGenesis)ではDHCPクライアント機能がありませんでした(T-T)。
DCからルーターまでは何とかつながる様にはなったのですが、これが原因でCATV側からIPを割り振ろうにも受けられないことになりこの構成ではできないことがわかりました。では、他に方法はないのか?。。そうだ!、ルーターにその機能がないのであればPCでやればできるのではないか!、、と思い立ち、実験用のPCにNT4サーバーをインスト ールしました。下図の様な構成です。

図2.DCをCATVにつなぐ
図2

これで、DCからTA、TAからNT4サーバーのRAS、NT4サーバーのLANからケーブルモデム、CATVとルートができます。 NT4サーバーでは、CATVからのDHCP接続をDHCPクライアントで受け、それをNT4サーバーのDHCPサーバーでDCにIPを割り振ると言う流れとなります。
結果から言うとこれはうまく行きませんでした。NT4サーバーのRASでDCをつなぐところまではうまく行くのですが、IPアドレスがうまく割り当てれずLANに入ることができません。
しかし、考え てみると、DCをCATVにつなぐと言うだけで、TA、ルーター、ハブ、NT4サーバーなど、小さな会社のLANなら充分にまかなえるほどの機器を投入すると言うのは正気の沙汰ではありません

この様な実験を2ヶ月ほどやっているうちに「四月になれば、セガからLANアダプタが発売される」との話があり、それならそのLANアダプタを待とう!となりました。ところが四月を過ぎても一向に発売される気配がなく、六月にどこかのCATV局でモニターを抽選で募集しているとの情報があって、そのサイトへ行って見るとたしかにその通りでした。

LANアダプタの正式発売も近い!、と待っていると、私の加入しているZAQでもLANアダプタのモニタ募集が2回あり、そのつど応募しましたが、どうも外れた様で何の音沙汰もありません。8月の入ってセガの通販で冒頭のLANアダプタが発売されるのを知りました。が、しかし、ゲームにはまだ対応していない!・・・何でや!!と言うことで、不完全燃焼この上ないことになってしまいました。

しかし、これらの実験の過程でLANに関しての経験値は確実にUPしましたとさ(笑)

現在では、CATVを対象にしたCATVルーターが結構安く市販される環境となってきましたが、複数のPCをインターネットに接続したい場合にZAQではIP数での契約となり大してメリットがありません。使用するPC台数分の契約をすればルーターやDHCPサーバー、プロキシなどの何でも使用OKとのことです。・・・この様な制限のないプロバイダであればCATVルーターは良いんですが・・・

IPアドレス、DHCP、RASなどLANに関する情報はLANLANWorld等で・・・

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 ・電源の容量・寿命・雑音 200.8

●電源の容量は何Wが良いか?

PCが起動途中で固まったりする場合にはよく電源の容量が足りないと言われることがある。
PCが起動するときには、ハードディスクやCD―ROMドライブ、フロッピーディスクなどに一斉に電源電圧が加わり電流が流れ出す。ドライブはモーターが付いていて、静止状態から回転状態となるまでのその流れ込む電流値が変化する。
つまり、モータが静止している時は非常に大きな電流が流れ込むのである。これをピーク電流と言うがこれが大きいく電源の容量(ピーク)を越えた時に、電源電圧が下がるのである。
この為にPCが誤動作する様なことがおきるのである。
ドライブ数が多く同時にたくさんのモーターが動き出す場合ほどこのピーク電流値も合計されて大きくなってしまうのである。

ゆえに、「電源の容量は大きければ大きいほど安心」と言うことになる。しかし、大きくなると電源の価格が高くなるのはもちろん、通常使用時の消費電力も比例して増えるのが普通であるので省エネに相反することになってしまう。

ちなみに、私のPCでは、250Wの電源で、ハードディスクドライブ2台、CD-ROMドライブ1台、SCSIのMOドライブ1台、CD-Rドライブ1台を内蔵して長く使用していたが電源の容量の問題と思われる現象は経験しなかった。
これは、古いPCは電源容量に余裕があること、ドライブの起動が一斉でなくタイミング良くずれていることによるものとも考えられるが、私の周辺でも電源容量不足の話は聞いたことはないから、実際には電源容量の問題は結構発生しにくいのではないかと思っている。

PCの価格が非常に低下した現在では、電源についても非常にコストダウンが進んでおり、余裕を持った設計とはなっていないものが増えて来ているのではないかと思われる。もちろん電源メーカーにより設計の仕方が違うので余裕の持ち方も違っていることは想像に難くない。

マザーボードのBIOS設定にドライブの起動に遅れ時間を持たせる機能のあるものがある。この場合はピーク電流のタイミングをずらせるのである程度対応は可能だ。もし、起動時に問題が生じた場合にはBIOSメニューを見てこの様な設定が可能ならラッキーである。

では、何Wが良いのか?、結論から言うとPCの起動で問題がなければ容量は大きくなくても良い(汗)としか言えない。それじゃ不安だと言う方はできるだけ大きな容量の電源を選択するしかない。


●電源の寿命って?

電源の寿命を決める部品は冷却用のファンと電解コンデンサの二つである。
ファンはだいたい40℃で3万時間位の寿命のものが多い、3万時間と言うと一日24時間で一年365日連続で動かすと3.4年になる。この様に動かすPCと言うのはサーバー用のPCくらいなもので、一般的な使用ではせいぜい一日8時間動作として、10年持つと言うことになる。
しかし、長く使っているとファンの羽根にはホコリがこびりつき、騒音が増え、軸受けの油も少なくなってきて風量が低下し騒音が増加して行く。長く使うには掃除や注油等の手入れができれば良いが、無理でも騒音が大きくなってきたら寿命が近くなって来ているので交換するのが良い。
もちろん、電源以外に使っているファンも同じことである。

では、二つめの部品の電解コンデンサはどうかと言うと、電源では通常105℃定格のものが使われており、ものによって違うが2,000時間〜5,000時間の保証となっている。
ありゃ、そんなに短いの?じゃすぐ壊れるよ!と思われるかも知れないが、これは電解コンデンサを定格温度の105℃で使用した時の話であるので、実際には常温〜50℃程度の温度で使うことになり寿命は大きくのびる。
どれくらい寿命がのびるかと言うと、温度が10℃下がれば2倍にのびます。つまり、105℃で2,000時間保証の電解コンデンサだと、周囲温度が95℃では2倍の4,000時間、85℃では4倍の8,000時間・・・45℃では32倍の64,000時間の寿命となる。

安物の電源だと85℃定格の電解コンデンサが使用されている場合もある。この場合だと85℃で2,000時間保証であれば同じ45℃で使うと8倍の16,000時間しか持たないことになり寿命が短くなる。

電解コンデンが寿命を迎えるとどうなるかと言うと、電解コンデンサの中に電解液が入っているのだが、これが蒸発してしまいにはなくなってしまうドライアップと言う状態となり、容量値はゼロになる。場合によっては、電解液が減少した時に電解コンデンサが過熱してパンクするものもある。白煙と異臭がするのので火災と間違うかも知れないが、この場合には火災ではないので慌てることは無いが放置すると過熱して火災に至る場合もまま あるのですぐに電源を切らなければ危険だ。

以上の様に電源の寿命を左右するファンと電解コンデンサについて説明したが、実はファンも電解コンデンサと同じ様に温度が10℃〜15℃低下すると寿命は倍になるのである。これを研究者の名を取って「アレニウスの法則」と言うが、結構この法則に近い寿命のものが多くある。
まあ、どんなものでも温度が高くなるほど寿命が短くなると言うのは感覚的にわかりやすいかも知れない。

電源を買う時には中身を見ることができないのでその寿命は運を天に任せるしかない。

●電源は雑音源?

PCの近くにAMラジオを持ってきて何か放送を受信すると大きな雑音が入る。で、PCの電源を切ると止まる。この様な経験はないだろうか? これは、PCから雑音がでているのである。PCの中に雑音源はいくつもあるが、大きな雑音を出すものの一つが電源である。

PCの電源は中でスイッチングと言う動作をしている。これは家庭の交流AC100Vを電源内部で直流に変えて、それを高速でON/OFFして交流に変換してトランスを通して電圧を低くし整流して直流の5Vや12Vを作っているのである。この様に50KHzから500KHz程度の高速でハイパワーをON/OFFすると含まれる高い周波数成分が雑音となってPC外部に輻射されるのである。

PCの中は、電源の雑音ばかりでなく、CPUクロック、バスクロックなどの高い周波数成分を含んだ信号がたくさん存在し雑音的に非常に悪い環境である。

音源ボードをPCに内蔵せずUSBなどを介して外部に置くとこの様な雑音から少しでも遠ざかることができるのでより良い音にすることができる。

PCからラジオに雑音が飛びこむと言っても、一応雑音の規格(VCCIなど)に合格したものが市販されているので買ったところに文句をいわない様に願いたい(汗)
この対策としては、ラジオをPCからできるだけ遠ざけるかPCの電源を切ることである。

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 ・ハードディスクのスピード 2000.8

ハードディスクが少し前はATA66が早いと言われていたものが、今ではハードディスクはATA100対応(HDDの中身の速さは付いて来てませんがインターフェースだけATA100)のものが出てきています。

では、早いハードディスクを買って来て今使っているものと交換すればディスクのアクセスが速くなるのか?  ってことで、少しでも速くしたい!と言う切なる願望で調べて見ました。

ハードディスク(以下HDD)の早さを計るのには色々なベンチマークソフトがありますが、使いなれた
HDベンチとディスクの位置と早さをグラフ化してくれるdiskspeed32 と言うフリーウエアを使いました。雑誌でよく見るグラフが得られます。

比べたHDDは、
ちょっと前の@IBM(DPTA-372050:20G)
少し前のAIBM(DTTA-3501010:10G)

以下は、HDベンチの結果です。HDベンチのVer2.61とVer3.22では大して違いはありません。測定は各1回ですので、±10%位は変動する位で見て下さい。

ドライブ HDBench2.610 HDBench3.22
Read(MB) Write(MB) Read(MB) Write(MB) Copy(MB)
C:(DPTA-372050) 22.3 18.0 20.4 18.5 13.4
E:(DPTA-372050) 13.5 16.3 12.5 13.2 11.8
F:(DTTA-3501010) 7.3 6.1 7.0 5.3 4.3

かなり差があります。アプリケーションの最初の起動時間に効いて来るんでしょうね。

以下は、diskspeed32のベンチマークです。読取りのみの測定ですが、HDDの最初から最後までの速さをグラフにして表わすので非常に面白いです。 測定にはHDDの容量にもよりますが、15分〜20分程度の時間がかかります。

C: DPTA-372050
DPTA-372050のグラフ
F: DTTA-3501010
DTTA-3501010のグラフ

横軸はTRACK(HDDの記録位置)、縦軸は読取り速度(Mバイト/秒)です。 左側がHDDの始めの方、右側が後ろの方に相当しますので、HDDの最初の方にスピードを要求されるソフトを置くと速く読みこめます。

使っているマザーボードは、ABITのBX6R2.0ですので、IDEはATA33です。これでは、ATA66のHDDを生かせない!。 と言う訳で、急きょATA66対応とする為にHot Rod66(ABIT)を付けることにしました。

その結果は以下の通り、ほとんど変わっていません。却ってHDDの端(右の方)は元より遅くなっています(T_T)。
C: DPTA-372050+Hot Rod66
DPTA-372050+Hot Rod66のグラフ

では、気を取り直してその理由を考えて見ましょう。

ATA66の最高速度は、言うまでもなく、66Mバイト/秒です。これは単位をビットにすると、66x8で488Mビット/秒となります。同じ様にATA33では、33x8で、268Mビット/秒ですね。
HDDの最高速度は内部転送速度(下注)がネックとなりますが、メーカーサイトの仕様を見ると、@DPTA-372050では、284Mビット/秒、ADTT-A3501010では、163Mビット/秒となっており、@のHDDがATA33の最高速度を上回ることになります。んが、実際には、種々のオーバーヘッドを生じ理論値まで出ることはまづなくて、良くて理論値の80%と言われています。

と言うことで、@DPTA-372050(ATA66対応)は、ATA33の普通のマザーボードで速度低下を起こさないことが判りました。Hot Rod66ってDTLAでは意味ないのねん(T_T)

また、カーブ(青色)の幅が広くなるのは、HDDのアクセス速度の変化が大きいことを表わし、何かのプログラムが動く頻度が高い場合に一時的にアクセス速度が低下する為と考えられます。C:はウインドウズのシステムがある為、F:のデータのみのドライブより遅くなっていると考えられます。Hot Rod66を入れた場合のC:ドライブはHot Rod66自身のアクセスが生じる為だと考えられます。

いずれにしても、思わぬ結果となってしまい、Hot Rod66を付けてATA66対応にしてもHDベンチでWrite、Copyの数値が多少良くなってもHot Rod66カード使用によるデメリット、Windowsの再インストールでつまづくことがある、IRQを消費する、PCIの空きが一つ減るなどを考えると、DPTA-372050では大してメリットがあるとは思えません。

ですので、HDDの内部転送速度がATA66に充分達するHDDを購入した場合にしか使わないことにしました。
その時にはマザーボードがATA66/100対応に変わっているかも(汗)

しかし、この後に出たIBMのDTLA-307**は、ATA100対応で、内部転送速度が440Mビット/秒なので期待できます。 このHDDで始めてATA66の威力を発揮できます。しかし、ATA100はオーバースペックになりますね。
仮に、DTLAをマザーボードがATA33のもので使うことを考えると、最高速度の部分は約24Mバイト/秒位のところで押さえられますが、平均スピードはかなり上がりますからATA3333の古いマザーボードでも体感速度の向上が感じられると思います。しかし、Hot Rod66の次のHot Rod100やPromisなどのATA66やATA100のIDEカードを追加したが速くなるのはもちろんです(汗)

機会があれば、RAID 0のストライピングを実験したいと思っています。Hot Rod100proはRAID 0(striping)、1(mirroring)、0+1に対応しています。起動ドライブにできるかは判りません。

(注)内部転送速度は、IBMの仕様では「Media transfer rate (max Mbits/sec)」と書かれている項目です。


H13.7追加
・メインPCををアスロンマシン(Athlon1.4G)に変えましたが、このPCのハードディスクは、IBMのIC35L020AVER07と言うATA100、7200RPM 20GB CASH 2MBの現在最速に近いものなので、スピードのデータを取りました。
C: IC35L020AVER07 ATA100/AK73PRO(A)
IC35L020のグラフ
このハードディスクは1プラッタ20GBで転送スピードは、max494Mbits/secに達します。8で割ってバイトに直すと62Mbytes/secとなりATA100に価値が出て来ます。ATA100の速さは理論値maxで100Mbytes/secの転送速度ですが、実動7割程度の早さとなるのでATA66では少し不足気味となりATA100が生かされると言う訳です。
HDBENCH3.22では、Read/Writeで34.8M/39.8Mbytes/secとかなりのものです。

グラフでカーブの線の幅が太くなっているのはスピードの変動幅が大きいと言うことですが、マザーボード/CPUが変わっているのでなんとも言えません(汗)。

既に40GB/プラッタのものが出ていますが、こうなるとRAID0にしなくても充分速そうですね。RAID0にしたらもっと早くなるんでしょうけど(爆)

(注)プラッタとは、ハードディスクの記録媒体である円盤のことです。アルミニウムからガラスに変わって来ています。円盤の大きさが同じ(3.5インチ)で回転スピードが同じなら1枚に沢山記録できるほど読み書きのスピードが速くなります。



H13.8追加
・データ用に富士通のMPG409AT-Fと言うハードディスクを買いましたのでデータを取って見ました。
これは、5400RPMですが、1プラッタ40GBですので、どれくらいの早さか興味のあるところです。
結果は以下のグラフですが、なぜかディスクの位置で早さが全く変わっていません。


H15.4追加
・PCをATHLON1.4GからP4/2.4Gに変えました。これには、ハードディスクにIBMの120GBを付けています
IC35L120AVV207-0 ですが、HDBENCH(Ver3.22)で、Read/Writeが、40〜50MBPSと言う速さになります。
非常に早いです。
マザーボードもCPUも変わってしまったので、これまでのデータと同列には扱えませんが、参考にはなります。



H26.12.23追加
・久しぶりにデータを追加します。PC本体もCPU:E8500(3.16GHzDual)と全く変わってしまいましたが、
CドライブのSSD64GB(M4-CT064M4SSD2)です。
11年前のHDDに比べると3倍以上早くなっています。
HDD容量も13年位前は10GB位だったのが今では2TB(10GBの200倍)って嘘見たいです。

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 ・RAIN・・・CPUアイドルソフトによる省エネ 200.8

CPUをアイドルさせるソフトは多くあり、オーバークロック時のCPU温度上昇を押さえるのに使われることが多い様です。

ここでは、CPUの温度上昇を押さえる効果だけでなく、省エネの観点から検討します。

使うソフトはフリーウエアのRAIN(Ver1.0)です。

RAINにモニターなどの機能が追加されてシェアウエアとなったのが WATER FALLです。

 1.省エネ等の効果について

(1)効果のある機種では、約25%〜34%の節電効果があります。

特に最近の消費電力の大きなCPUでは効果が大きいです。
また、表を見ても判る様に効果のある機種と全くない機種がありますが理由はわかりません。

NTではOSとしてその様な機能があると聞いたことがありますが確認はしていません。
しかし、効果の有無が歴然とあることから、CPU、BIOS、OSのいずれか、或いは連携して同様の機能を持たせてある機種があることは間違いない様です。

効果の有無は、電力計または電流計をPCのACラインに入れればわかりますが、普通そんな測定器は持っていないので、CPUの温度上昇をモニターできれば、それでCPUのロスが減っているのかどうか判りますので目安にはなると思います。

(2)CPUの温度上昇

私のペンティアム/セレロンでは10度以上下がります。
常駐させておいてインターネットを使う程度ではマザーボードの温度プラス10度位の温度で安定しています。


RAINの有無によるPCの消費電力測定結果
     機種      元   RAIN起動 省エネ効果  備考
PC モニタ  計  PC モニタ  計   減  率  OS
FMV5133D5(200MHz) 47W 73W 120W 32W 73W 105W -15W 32% Win98
FMV5133D6 47W 73W 120W 35W 75W 110W -12W 26% Win98
ミック・KS21 cele400Mz 46W 77W 122W 32W 76W 108W -14W 30% Win98
cele300A@450(O/C) 62W 58W 120W 41W 59W 100W -21W 34% Win98
cele300A(normal) 52W - - 39W - - -13W 25%  
FMV5233CL 28W 72W 100W 28W 72W 100W ±0W 0% Win98
DESKPRO 5133 36W - - 36W - - ±0W 0% Win95
FMV5100D5(133MHz) 42W - - 30W - - -12W 29%  

 2.RAIN常駐時の問題点について

(1)ユーザーリソースの消費

RAINは常駐させる必要がありますが、ユーザーリソースの消費は1%位で少ないので問題はないでしょう。

(2)「ブツブツ」音が出る場合がある

とても小さい音ですが、ブツブツ・・と言った音がスピーカーから出る場合があります。

私のPCでも出てますが気にならない程度です。
気になる方は、他のCPUアイドルソフトを試されてはいかがでしょうか。

 3.RAIN対応CPU

AMDK5 AMDK6 AMDK63D
IntelPentium IntelPentiumMMX IntelPentiumPro IntelPentiumII IntelCeleron IntelIMM
Cyrix5x86 Cyrix6x86 Cyrix6x86MX
IDTC6

RAINは現在配布されておらずサポートサイトも見つかりませんので、ここに置いておきます。

rain10.zip

 4.オーバークロックについて

オーバークロックの場合の動作確認は、CPUに連続で高い負荷をかけて数時間以上動かし、温度上昇が落ち着いた状態で動作に異常のないことを確認しないと、ゲームなどのCPUに負荷をかけるソフトを動かした場合にCPUが高温となり不安定となります。

CPUアイドルソフトは、安定して動いている状態で、CPUのロスを減らし、よりいっそう温度を下げることができます。

 5.他のCPUアイドルソフトなど(ベクター)

miniHLT(CPUアイドル時間にHLT命令を連続実行しCPUの温度を下げる)
http://www.vector.co.jp/soft/win95/hardware/se124252.html

パフォーマンスカウンタ表示(CPUのHLT率、キャッシュのヒット率などを測定 )
http://www.vector.co.jp/soft/win95/hardware/se118793.html



(注)以上の報告は当サイトでの実験結果であり、普遍性があるとは言えませんので、実施される場合は自己責任にてお願い致します。

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